2004年 11月 23日 ( 20 )

列挙のえもいわれぬ楽しみ

すべての列挙には、二つの相反する魅力がある。第一はすべてのものの調査目録をつくることであり、第二は、にもかかわらず何かを忘れることである。第一は問題を決定的に閉じようとし、第二は開いておこうとする。列挙は完全と不完全のあいだで、すべての観念以前に(すべての分類以前に)、名づけ統合する欲求のしるしのように私には思われる。それ無しには(<世界>)は基準のないままにとどまるだろう。また同じようでありながら異なっているものがある。それらはシリーズの中に集め、そのシリーズのなかで区別できるだろう。
リストに入らないほど特殊なものはこの世にはないという考えのなかに、興奮させると同時に恐ろしく思わせる何かがある。人はすべてのものの目録をつくることができる。

ージョルジュ・ペレック「考える/分類する」より
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 14:43 | このサイトについて

ある日カフェのテラスで(11/3)

夕方のテラスにいた人々
時間が空いたので、仕事場と家の間にある最近気に入っているカフェに行く。緑の多い道に面したここはテラスが気持ちよくて、ランチだとファミレスくらいの料金でコーヒーも飲み放題なのがうれしい。そんなわけで時々空いた時間に一人で来て、本を読んだり企画したりしているのだが、僕が着いた時にはすでにランチは終わっていて、しょうがなく一番安いぺペロンチーノとコーヒーを頼むと、揚げたニンニクがたっぷりとのったパスタが出てきて、仕事に戻らなきゃ行けない僕は一瞬ためらうが、まあ、いいかと平らげる。

テラスで周りに座る人々を見ていて、村上春樹の新作 「アフターダーク」もファミレスが舞台だったことを思い出す。取材を兼ねて、きっと何日もファミレスで観察していたであろう春樹のことを想像する。あの作品もちょうど今みたいな日が暮れた夕方から翌朝日が昇る時までを描いた作品だが、そんな連関はもちろん何の意味ももたない。

・30代前半の二人の男
今このテラス席にいるのは、僕の他には短髪でこざっぱりした服装をした30大前半くらいの男がふたり。片方が黒の胸のあたりに紐がついたカットソーを着ているのと、ふたりともやけに肌がつやつやしているところから、二人がゲイのカップルではないかと想像する。

・スーツを着た男、その妻と娘
途中からスーツを着たこれも30代初めくらいの男とその妻、3才くらいの家族連れが入ってくる。母親の服装も派手ではないけど、白と黒のシンプルなスーツ。CLASSYやミセスなんかに出てくる上品な感じ。この店に来る人はそんないかにもお金をもっていそうな人が多くて、立派な犬を連れている率でいえば都内のカフェでも相当高いはずだと思ったりするけど、このお客は犬は連れていない。働き盛りに見える男が平日のこんな時間になぜ家族と一緒にいるのか。この近所にさっき引っ越しが終わったばかりで、まだ部屋にはダンボールが積まれていて食事の準備もできないからここに食べに来たんだろうかと勝手に想像する。BGMはずっとほとんど聴いたことがあるいわゆるエレベーターミュージック的なボザノバが流れている。

・中年の二人の主婦
ゲイのカップル(であろう二人)の後に入ってきたのは、中年の主婦らしきふたりだ。茶と黒の地味ながら趣味の悪くないジャケットを着た二人はパスタを食べている。会話の内容は殆ど聞き取れないけど、ハンガリーとか、美術館ていう断片的な言葉が聞こえてきて、僕はガイドブックを片手にヨーロッパの片田舎で美術館を回る二人を想像する。

・20代のカップル
家族連れが出て行き、若いカップルが入って来た。同じようなセミロングの髪型をして、色だけが違う二人。黒と茶髪。ジーンズをはいてベージュのやはり胸の空いたセーターを着た男はずっと携帯のメールをチェックしていて、二人が会話している様子はあまりない。暇に飽きているようなカップルは二人ともアイスティーを飲んでいて、それを見ている僕はそろそろ会社での打ち合わせに戻る時間が来たことに気づいた。

その他の人々
・30代の男
・ウェイトレス
・ウェイター2人
ちなみにここのウェイトレスは、フレンドリーで気持ちがいい。
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:24 | 人 PEOPLE

( )ール

ゴール=入れるとうれしい
ビール=飲むとうれしい
カール=食べるとうれしい
モール=入るとうれしい
バール=入るとうれしい
リール=飲むとうれしい
ロール=巻くとうれしい
メール=もらうとうれしい
コール=もらうとうれしい
ヒール=踏まれるとうれしい
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:21 | 物 THINGS

記憶に残る食べ物

1. ステーキ、池上、1989
2. ステーキ、三宮、1990
3. ステーキ、ハワイ、1995
4. 羊の脳みそのコロッケ、イスタンブール、1992
5. ロブスター、ボストン、1999
6. 焼き鳥、ラサ(チベット)、1999
7. ステーキ、あらがわ、三宮、1995
8. 火鍋、西安、1999
9. ステーキ、Peter Luger Steak House、ブルックリン(NY)、1999
10. 寿司、佐藤寿司、目黒、1998

こう見ると僕はどうやら、どうみてもステーキが好きなようです。若かったからかもしれません。最近はどちらかというと肉より魚です。ハリウッド映画の主人公の真似をしてるわけではありませんが。
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:17 | 食 FOODS

A but B (〜だけど〜)

どちらか一方だけというよりも、柔らかいけど固いとか、弱いけど強い…、そういう両義的なものの方に深みや魅力を感じるのは僕だけだろうか。以前暇つぶしに挙げてみた、アンビヴァレントな組のリスト。

Soft but hard
Weak but strong
Happy but sad
Slow but fast
Love but hate
Bad but good
Lost but found
Man but woman
Here but there
Empty but full
Smart but damn
Beautiful but grotesque
Light but heavy
Big but small
Black but white
Cats but dogs
Truths but lies
Dead but alive
Sick but healthy
Inside but outside
Smoker but non-smoker
Human but animals
Earth but space
Cheap but expensive
Real but unreal
Wealthy but poor
Body but heart
Ugly but beautiful
Noisy but silent
Square but circle
Old but young
Dark but bright
Night but morning
Fat but slim
Tangled but straight
Dumn but smart
Me but you
Mother but father
Sweet but spicy
Here but nowhere
Homeless but home
Still but moving
Down but up
Dark but bright
Fake but true
Copy but original
Rational but emotional
Mechanical but organic
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:09 | 物 THINGS

ある日、デスクから見える風景(10/26)

頭が少し痛いので帰ろうと早めに帰ろうと思ったけど、その前に自分のデスクの前に広がる風景をリストで描写してみる。

・2月に1度くらいしか顔を合わせない、前のデスクに座る人のパソコンの裏(ゴルフボールのようにぼこぼことへこんでいる)
・ダックスフンドの置物がパーテーションの上にたたずんでいる
・鉢のキャラクターがパーテーションにぶらさがっている
・誰の出先も書かれていない出先表
・鍵の刺さりっぱなしのロッカー
・ロッカーについた唇とカメラのマグネット

ロッカーの上にはいろんなものが雑然と置かれている

・カラーチップ
・小麦(缶ビール)
・偽の芝生らしきものが入ったアクリルケース
・赤い裏返しになった缶
・クッキーが入っているだろう紙袋
・背表紙だけ見えるファイル
・クレヨンのセット
・10冊ほどのかわいい洋書
・10冊ほどの広告関係の雑誌

天井を見上げると4列に水平に並んだ蛍光灯が光っている。
人がいてもいなくても、このオフィスの明かりだけは、
ほぼ一年中灯りつづけている。
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:07 | 物 THINGS

通過地点 TRANSIT

32カ国

1971 Tokyo
1974 Edmonton, Calgary
1977 Yokohama
1984 Tokyo
1991 Tokyo, London, Amsterdam, Paris, Italy, Swiss, Malaysia
1992 Tokyo, Turkey, Egypt, Greece
1993 Tokyo, Paris, Spain, Morocco, Malyasia
1994 Tokyo, Los Angels, Brazil, Paraguay, Argentina
1995 Osaka, New York, Mexico, Cuba, Tokyo
1997 Tokyo
1998 Tokyo, New York, Mexico
1999 New York, Tokyo, China, Tibet, Nepal, India, Thailand
2000 New York, Tokyo
2001 New York, Costarica, Holland, Germany, Austria, Hangary, Italy, Paris, Antwerp, Tokyo
2002 Tokyo, Firenze, Rome, New York
2003 Tokyo, New York, Hangary, London, Prague, Shanghai, Wohang
2004 Tokyo, Shanghai, Wuhang, Thailand
2005 Tokyo, Shanghai, Wuhang, Taipei, Venice
2006 Tokyo, Taipei, Bali, Bankok, Pataya
2007 Tokyo, Kassel, Munster, Dusseldorf, Frankfult, Bankok
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:04 | 旅 TRAVEL

新潟中越地震ー今、必要とされているもの(11/23)

新潟県中越地震災害義援物資の受付

11月23日時点
・土のう袋(1t袋)
・保安用ヘルメット(大人)

送付先:新潟県 災害対策本部 出納部 (102会議室) 
〒950-8570新潟市新光町4番地1 
TEL:025-280-5987 FAX:025-280-5989
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:01 | 物 THINGS

新潟中越地震ー今、必要とされているもの(10/29)

新潟県中越地震災害義援物資の受付

10月29日時点
<保存可能な食品>
缶詰
レトルト食品
ソーセージ
野菜ジュース
<日用品>
紙皿
紙コップ
割り箸
ラップ
ゴミ袋
石けん
シャンプー
歯ブラシ
タオル
マスク
生理用品
トイレットペーパー
ティッシュ

使い捨てカイロ
乳幼児・介護用品
オムツ
大人用オムツ
粉ミルク
ベビーフード
<衣類>
<寝具類>

送付先:新潟県 災害対策本部 出納部 (102会議室) 
〒950-8570新潟市新光町4番地1 
TEL:025-280-5987 FAX:025-280-5989
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 05:00 | 物 THINGS

散文の信念と技法/ジャック・ケルアック

1.自分自身の喜びのために秘密のノートをつけ乱雑なタイプを打つ。

2.あらゆるものに対して柔順になり、偏見をもたず、耳を傾ける

3.自分の家の外では絶対に酒を飲まないようにしてみる。

4.自分の人生を愛する。

5.君が感じるところのものは、それ自身の形態を見い出すだろう

6.くだらない精神に囚われず熱狂する。

7.自分の好きなだけ深く息を吹きかける。

8.心の底から際限なく望むことを書く。

9.個人というあに対して語りえぬヴイジヨンをもつ。

10.詩にではなく、たしかに存在するものに時間を費やす。

11.空想的で病的な執着で胸を震わせる。

12.トランス状態の凝視によって目の前のものを夢想する。

13.文学的・文法的、統語論的なものを排除する。

14.ブルーストのように、時間について年をとったマリファナの常用者のように考える。

15.内面の独白でもって世界の真実を物語る。

16.重要かつ貴重な中心は、眼の奥にある眼である。

17.自分自身を回想し驚きつつ書く。

18.含蓄ある並みの眼から抜け出て、言葉の海を泳いでいく。

19..永遠に損失を受け入れる。

20.人生の聖なる輪郭を信じる。

21.心のなかで傷つかずに、あらかじめ存在する流れを描写するように努める。

ジャック・ケルアック
(「エヴァ−・グリーン・レヴュ−」誌 城戸朱理 訳より)
[PR]
by 98graham | 2004-11-23 04:32 | 芸術 ART