ある日カフェのテラスで(11/3)

夕方のテラスにいた人々
時間が空いたので、仕事場と家の間にある最近気に入っているカフェに行く。緑の多い道に面したここはテラスが気持ちよくて、ランチだとファミレスくらいの料金でコーヒーも飲み放題なのがうれしい。そんなわけで時々空いた時間に一人で来て、本を読んだり企画したりしているのだが、僕が着いた時にはすでにランチは終わっていて、しょうがなく一番安いぺペロンチーノとコーヒーを頼むと、揚げたニンニクがたっぷりとのったパスタが出てきて、仕事に戻らなきゃ行けない僕は一瞬ためらうが、まあ、いいかと平らげる。

テラスで周りに座る人々を見ていて、村上春樹の新作 「アフターダーク」もファミレスが舞台だったことを思い出す。取材を兼ねて、きっと何日もファミレスで観察していたであろう春樹のことを想像する。あの作品もちょうど今みたいな日が暮れた夕方から翌朝日が昇る時までを描いた作品だが、そんな連関はもちろん何の意味ももたない。

・30代前半の二人の男
今このテラス席にいるのは、僕の他には短髪でこざっぱりした服装をした30大前半くらいの男がふたり。片方が黒の胸のあたりに紐がついたカットソーを着ているのと、ふたりともやけに肌がつやつやしているところから、二人がゲイのカップルではないかと想像する。

・スーツを着た男、その妻と娘
途中からスーツを着たこれも30代初めくらいの男とその妻、3才くらいの家族連れが入ってくる。母親の服装も派手ではないけど、白と黒のシンプルなスーツ。CLASSYやミセスなんかに出てくる上品な感じ。この店に来る人はそんないかにもお金をもっていそうな人が多くて、立派な犬を連れている率でいえば都内のカフェでも相当高いはずだと思ったりするけど、このお客は犬は連れていない。働き盛りに見える男が平日のこんな時間になぜ家族と一緒にいるのか。この近所にさっき引っ越しが終わったばかりで、まだ部屋にはダンボールが積まれていて食事の準備もできないからここに食べに来たんだろうかと勝手に想像する。BGMはずっとほとんど聴いたことがあるいわゆるエレベーターミュージック的なボザノバが流れている。

・中年の二人の主婦
ゲイのカップル(であろう二人)の後に入ってきたのは、中年の主婦らしきふたりだ。茶と黒の地味ながら趣味の悪くないジャケットを着た二人はパスタを食べている。会話の内容は殆ど聞き取れないけど、ハンガリーとか、美術館ていう断片的な言葉が聞こえてきて、僕はガイドブックを片手にヨーロッパの片田舎で美術館を回る二人を想像する。

・20代のカップル
家族連れが出て行き、若いカップルが入って来た。同じようなセミロングの髪型をして、色だけが違う二人。黒と茶髪。ジーンズをはいてベージュのやはり胸の空いたセーターを着た男はずっと携帯のメールをチェックしていて、二人が会話している様子はあまりない。暇に飽きているようなカップルは二人ともアイスティーを飲んでいて、それを見ている僕はそろそろ会社での打ち合わせに戻る時間が来たことに気づいた。

その他の人々
・30代の男
・ウェイトレス
・ウェイター2人
ちなみにここのウェイトレスは、フレンドリーで気持ちがいい。
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by 98graham | 2004-11-23 05:24 | 人 PEOPLE


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